入札について

総合評価式入札制度の現実

田中知事以前の長野県の入札は、建設業協会と政治家で官製談合を堂々とやっていました。 建設業協会(談合協会)以外の業者は、許可はあっても入札のメンバーに絶対いれてもらえませんでした。 その代わり選挙のときは、建設業協会員は一番働いたのでした。 田中知事になって、資格のあるすべての業者が入札できるようになり、協会員のメリットも無くなってしまったのです。 ところが、村井知事になったらまた元に戻そうと考えたのが「総合評価式入札制度」の導入です。 たてまえは、「優れた技術の会社が落札の機会が多くなる」ということです。 ところが、実際は技術に関係ない項目を入れ特定の会社だけが有利になるようにハードルをあげているのです。建設業協会員でも役員経験の数社は残り、小さな建設会社は潰れなさいということです。
 ◆平成20年3月の入札の例
<長野市 総合評価の価格以外評価点>
合計満点9.25のうち、 最高は藤森建設工業の8.00
2位は高木建設と守谷商会の7.90、4位は川中島建設7.65だった。
・詳細はこちら(建設タイムズより PDF)
 <長野市 初の総合評価落札方式>
長野市は18日、初の総合評価落札方式で開札した0市債淺川福岡下水
道工事の落札候補者を藤森建設(19位)に決定した。
・ 詳細はこちら(建設タイムズより PDF)
上の例でもわかるように、なんと
点数を見れば特定の数社が落札するのが入札前から分かるのです。
これはもはや入札ではありません。
利口な業者はあきらめて、最初から入札に参加しません。「どうぞ御勝手」に状態です。

総合評価式入札制度の問題点

総合評価式入札=官製談合入札 逆転方式高値安定で落札価格の高い業者に落札するということです。
つまり、国民の税金が血税にドブに捨てられるということです。
早く大切な血税をおもちゃにする入札制度は改めてもらいたい。
放置すれば他人の金だと思ってやりたい放題です。 かたや一方で、税金が足らないと森林税を県民と法人に押し付ける。やることがまったくのでたらめです 村井知事には、小学校でもう一度足し算引き算の勉強をやってもらいたい。
ほんとうにエコが大切と思うならなら県民に押し付ける前に知事の給与を全部使えばいいし、県会議員も県の職員もエコのためにみんな自転車で通勤してください。 一般の業者も困るが、御役人の皆様も複雑で大変だけでなく、良識のある職員は血税を捨てるたびに、罪の意識を感じると思います。

最近の事件で、月に一度しか出勤しない社会保険庁の職員の方が勤務評定記録書によると、「仕事の結果」「仕事の仕方」「仕事に対する態度」はいずれもAでもちろん 総合評価もAでした。
「総合評価」とは特定の役人のための権力なのです。 これでいいのか?

 

 

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